久しぶりに、小説を書いてみた〜 2

 久しぶりの小説を書き、完結したのであげておきます。 <br> ハヤブサさん×シュバルツさんのBL小説です。 <br> エッチ場面があるんだかないんだか分からないですが、楽しめる方はどうぞ〜〜 <br> たぶん、R-15ぐらいの内容には、なっているかと思われます。 <br>「ハヤブサ………」 <br> シュバルツは、しばらく床の上から起き上がることが出来なかった。 <br> 出来ぬままに、顔を覆って、身体を震わせて泣いた。 <br> 哀しかった。 <br> 切なかった。 <br> あまりにも、孤独に震えるハヤブサの『ココロ』が。 <br> そんな中でも『愛している』と言い続けていた、ハヤブサの『ココロ』が──── <br> 済まない。 <br> 済まない、ハヤブサ。 <br> 私には、こうするしか────お前に応える術がなかった。 <br> 総てを赦し、曝け出し、受け入れることでしか <br> 応える術が、もうなかった。 <br> 彼になら、引き裂かれてもいい。 <br> 殺されてもいい。 <br>  <br> 自分は本気で、そう思っている。 <br> \xA4

靴ǂ隈;\xA1 <br> 自分が、そう願う度に、誰かが囁く。 <br>(どうせお前は、死ねないのだろう?) <br> そう。 <br> 死なないモノが、いくら命をかけようとしたところで──── <br> それは結局、ただの欺瞞でしかなかった。 <br> 自分の言葉には、『誠意』が宿らない。 <br>『真実』がない。 <br> ハヤブサにも、それが伝わってしまっているのだろう。 <br> 魂が無いモノに、いくら愛を囁いても、それは空しく地に墜ちるだけだった。 <br> それがハヤブサを、孤独へと追いやった。 <br> きっと酷く、傷つけてしまった。 <br> 済まない、ハヤブサ。 <br> 本当に済まない。 <br> 早く気づいてくれ。 <br> 結局の所、私はお前を、傷つけることしか出来ないのだから───── <br>「………………」 <br> シュバルツはのそりと身を起こし、開いたままの座敷牢の扉を、じっと見つめていた。 <br> この座敷牢は、きっと、ハヤブサの『ココロ』の表れなのだ。 <br> 閉じ込めておきたいのに、そうすることを選ばない、優しい人。 <br>

 傷つけられたのに、尚も愛を囁こうとする、優しい人──── <br>(どうすればいいのだろう) <br> ハヤブサは、『任務に行く』と、言っていた。ならば、しばらくここに帰ってくることは無いはずだった。 <br> どうすればいい。 <br> ハヤブサのために、私は一体どうすれば <br>(任務……大丈夫だろうか……) <br> シュバルツはただ、座敷牢の出入り口をじっと見つめていた。 <br> それから1週間後。 <br> 里には任務を終えた龍の忍者が、無事、帰還を果たしていた。 <br> 喜びに沸く里の者たち。 <br> だがそれとは対照的に、ハヤブサはむなしさに襲われていた。 <br> 初めてだ。 <br> こんなに任務中に、自らの『死』を願ったことは。 <br> しかし残念ながら、龍の忍者が『死』に至るには、その任務はあまりにも、難易度が低すぎて。 <br> こうしてまた、おめおめと、里に帰還してきてしまったのだ。 <br>(さすがにシュバルツは、帰ってしまっただろうな……) <br> 長老に任務の報告をしながら、ハヤブサは半ば泣きそうになってしまっていた。

<br> やつ当たってしまった。彼に。 <br> ひとえに、自分の『弱さ』が原因であるが故に。 <br> 彼が、懸命に自分のことを思いやり、手を伸ばしてきてくれていたのは明白だった。 <br> 彼は、彼が出来る最大限の『誠意』を、自分に向けてくれてきていた。 <br> それを、受け止められなかったのは自分だ。 <br> 子どものように、勝手に傷ついて、孤独に陥り、理不尽に彼を傷つけてしまったのは、他ならぬ自分なのだ。 <br> そんな自分がどうして────彼に『側にいて欲しい』などと、望む権利がある、と言うのだろう。 <br> 最悪だ。 <br> 愛する人を、きちんと愛することが出来ない自分であるならば。 <br> 生きている意味などありはしない。 <br> 自分など死んでしまった方が、よほど、愛する人を幸せに出来るのでは無いかとさえ、思ってしまう。 <br>(きっと、いない) <br> 出来れば、そこに向かいたくない。 <br> だけど、確認だけはしなければ、と、ハヤブサは己を奮い立たせて、シュバルツを軟禁した座敷牢のある屋敷へと向かった。 <br> きっと、シュバ\xA5

襯弔呂い覆ぁ\xA3 <br> いるわけがない。 <br> いたらおかしい。 <br> そう考えながら、座敷牢のある部屋へと降りたって──── <br>「………………!」 <br> 虚しく空になっている、出入り口の開いた座敷牢を見つめる事となった。 <br> がっくりと膝をついて────ハヤブサはそんな自分に、思わず苦笑してしまう。 <br> この期に及んで何を <br> 何を期待していたのだろう、自分は。 <br> シュバルツは、帰ってしまったんだ。 <br> いいんだ。 <br> それが正常だ。 <br> あれだけ踏みにじってしまったんだ。 <br> それで、まだのうのうとここに居たら、それこそシュバルツの『正気』を疑わなければならない。 <br>(どうやって死のうか……) <br> 膝の上で拳を握りしめながら、ハヤブサが漠然とそんなことを考えていたとき────『その声』は、突然にハヤブサの耳朶を打った。 <br>「あれ? ハヤブサ、帰ってきてたのか」 <br>「─────!」 <br> 驚いてハヤブサが顔を上げると、ちょうどシュバルツが、座敷牢の壁を抜けて、中に入っ

てきているところだった。 <br>「済まないな。田悟作さんの家の者が、夜番に当たっていて、母親の方も、寄り合いに行かなければならないとか何とかで────そこの家の子守を引き受けていたんだ」 <br>「え…………」 <br>「母親が帰ってきたから、お暇しようとしたのだがな……。なんだかんだと引き止められてしまって……」 <br>「………………」 <br>「やっと今、帰ってこれたんだ……。あれ? もしかして、私がここに居なかった方がよかったか?」 <br> 呆然と目を見開いたまま固まってしまったハヤブサを、シュバルツが心配そうにのぞき込んでくる。 <br>「い………いや………」 <br> ハヤブサは慌てて頭を振った。おずおずと見上げると、シュバルツはほっとしたように微笑んでいた。 <br>「そうか……。よかった……」 <br>「シュバルツ……」 <br>「かなり悩んだんだが、やっぱり、お前の顔を見てから帰ろうと思ったんだ。その方が………あ!」 <br> ここでいきなりハヤブサに抱きしめられるから、シュバルツの言葉は止まることとなってしまった。 <br>「シュバルツ……! シ

ュバルツ……!」 <br>「ハヤブサ………」 <br> シュバルツは、震えるハヤブサの背中を、優しく撫でる。 <br>「済まない……! 俺はお前に、酷いことをしたのに………!」 <br>「私なら平気だ。謝る必要なんてないよ」 <br> 優しい言葉に、しかし、ハヤブサは頭を振った。 <br> 優しすぎる。お前は。 <br> 踏みにじることすら、平気で許してくれるヒト。 <br> そんなお前だからこそ、俺は──── <br> 大切に、愛さなければならなかったのに………! <br>「シュバルツ………」 <br> そっと呼びかけて、唇を求めると、愛おしいヒトも、優しく応えてくれた。 <br> そのまま2人とも、甘やかな口付けに没頭する。 <br>「……………」 <br> 気がつくとシュバルツは、ハヤブサによって、座敷牢に設えられた褥の中に押し倒されていた。 <br>「あ…………!」 <br> 少し驚いたように瞳を見開くシュバルツの上に、ハヤブサが覆い被さってきた。 <br>「任務から帰ってきたばかりじゃないのか? 少し、休んだ方が……」 <br> こちらを案ずるようなシュ\xA5

丱襯弔慮斥佞法▲魯筌屮気詫イ靴坷祹个澆ǂ韻拭\xA3 <br>「案ずるな。優しくゆっくり抱いてやるから……」 <br>「……………!」 <br>「まずはお前に、触れさせてくれ………」 <br>「お……お手柔らかに……」 <br> 腹の下で可愛らしく恥じらう愛おしいヒト。 <br> それを見たハヤブサは、ニコッと微笑んだ。 <br>(無理だな) <br> こんなに可愛らしくて愛おしいヒト────徹底的に乱れさせる以外、選択肢が無いじゃないか。 <br> 愛している。 <br> これからも、愛し続ける。 <br> どのようになろうとも、これから先ずっとだ。 <br>「あ…………!」 <br> 衣服を少しずつ乱されながら、ハヤブサに優しく触れられる。 <br> 甘やかな嬌声を上げながら、シュバルツもまた、決意していた。 <br> 愛している。 <br> 愛している、ハヤブサ。 <br> どのようになろうとも、私は自分から、お前と離れるつもりは無いから。 <br> お前が必要とする限り、私は側に居続けるから──── <br> 座敷牢の中に、シュバルツの喘ぎ乱れる声が響く。 <br

> 里の夜はまだ────深まっていくばかりであった。 <br> <br>