カメラを止めるな! - あおもり日記

数カ月前

低予算で出演俳優も無名な人ばかり

だけど

おもしろいと ある映画が

話題になっていた。

どんどんツイッターなどで拡散され

公開当初は全国で2館だけだったのに

とうとう 私の街の映画館でも

上映されることになった。

よし 観に行こう

カメラを止めるな!

以降 ネタばれになるかもしれないので

観に行く予定の人は注意である。

上映開始 20分くらいしたら

なんだか気持ち悪くなってきた。

ある曰くつきの廃虚で

ゾンビ映画を撮影していたら

本物のゾンビが現れて

襲われていくシーンから始まる。

その間 カメラは回しっぱなし。

カット割りがないのだ。

血しぶきも飛び散るが

私は 血しぶきで

今まで気持ち悪くなったことはないから

長回しのカメラのせいだと思う。

ゾンビ目線で

逃げ回る出演者たちを

追っかけまわしている

映像をずーっと観ていると

車酔いの感覚になってくる。

30分が経つころには

カメラを止めるな!って

上映中 ずっと長回しってこと?

(何の予備知識もなく

観に行った 笑)

限界だ。退席しよう!

退席しようとした瞬間

場面がフツーの場面に変わった。

(カット割りがある

カメラワーク)

冒頭のゾンビ映画

1カ月前の話しから始まる。

専門チャンネルの企画で

ゾンビ専門チャンネルを開始することになり

記念すべき最初のゾンビものは

?カメラは 30分 長回し

?しかも ライブで!

一度見たら忘れない個性的な容姿の

関西弁のテンション高いおばちゃん

プロデューサーと

イケメンディレクターの無茶振りに

苦笑いしつつ引き受けることになった監督。

監督には

元女優の妻と将来は映画監督(?)を

目指して業界で経験を積む娘がいる。

(妻は役に入り過ぎると歯止めが効かず

業界から追放されて引退。

娘は本物を追求するあまり

現場でトラブルを起こしクビ。)

ゾンビ専門チャンネル開始当日

まずは 事故に巻き込まれ

映画監督役と女性のアシスタント役が

これなくなるというトラブルが

発生する。

(映画監督は監督本人がすることになり

女性アシスタント役は

監督の娘が主演俳優の大ファンで

娘と一緒に見学にきていた

元女優の妻がすることになった。

夫の台本を密かに

100回は読んでいて

セリフがすっかり頭に入っていたのだ)

その後も トラブル続き。

ライブだから

その都度 臨機応変な対応が

迫られるから現場はドタバタだ。

つまり 後半部は

ゾンビ映画の裏側からの話し。

ここが おもしろい!

最初に 表舞台を観せられているので

あのおかしな間はこういうことか!

とか

とにかく おもしろかった(*ΦωΦ*)

血しぶきとか

斧で叩き切られて

首が飛ぶシーンとか

実際 こうやって撮影されてるんだ

って 私たち観客側にとっては

なるほどナーと思うシーンが

満載である。

そして 放送事故もなく

なんとか 無事に放送終了。

なんのトラブルもなく

無事に終わってよかったナー!

という 舞台裏を知らない

個性的な顔のおばちゃんプロデューサーの

あっけらかんとしたセリフがおかしかった 笑

現場は ドタバタなのに(≧∀≦)

この映画の俳優さんたちは

オーデションで選ばれた

無名な人たちばかりだが

その中でも

個性的な顔のおばちゃんプロデューサー役

どんぐり(芸名)こと

竹原 芳子さんの経歴はおもしろい。

短大卒業後

創立したばかりの

吉本総合芸能学院NSC)に

入ろうと思ったら

周囲の猛反対にあい断念。

証券会社に何年か勤め

次の仕事を探すため

職安に行ったら

裁判所の臨時事務官募集のチラシがあり

おもしろそうと思い

チラシの裏に氏名と住所を書いて応募。

見事 採用!

のちに 採用者から

みなさん履歴書を送ってくれたのに

チラシの裏に書いてきたのは

あんただけや。

と言われたらしい。

裁判所の臨時事務官をしてるとき

相手にうまく話しが伝わらなかったことから

話し方教室に通い

そのとき そこで開講していて

おもしろそうと思った落語講座にも

通い始める。

このとき 表現の楽しさに目覚め

その後 裁判所の臨時事務官の傍ら

マチュア落語家として

高座にも上がる。

50代に入ったとき

竹中直人が演じた秀吉で

渡 哲也の織田 信長が

人生 50年〜と歌い舞いながら

業火の中で亡くなるシーンを

ふと 思い出し

第二の人生は

これからや!

と思い 若い頃 入りたかった

NSCに入所。

ピン芸人として活動したが

しだいに離れていき

落語講座の講師に弟子にしてほしいと

頼んだが年齢を理由に断られる。

2016年 彼女が55歳のとき

芝居の勉強がしたいと

ワークショップに通い始め

間 寛平が座長を務める

劇団 間座に参加し女優活動を始める。

今回の映画出演の前に演じた役は

寛平ちゃんの劇団で

端役の蛾の役だけだったが

カメラを止めるな!

上田 慎一郎監督が

(監督にとっても

初の劇場長編作品だった)

オーデションを受けにきた彼女の

ブレーキのない

底抜けに明るい点を気に入っての

採用だったらしい。

おもしろそう!→アクション

彼女の人生は

このくり返しだナと思う。

NSCのように

やってみて初めて

なんか ちゃうなー

と気づくこともできるし。

私も おもしろそう!と思ったら

とりあえず 動いてみよう。

動かなきゃ

人との出会いもないワケだし。

上田監督にしても

売れよう!とか

成功しよう!とかの前に

おもしろい作品を作って

たくさんの人に観てほしい!

って気持ちで

この作品を作ったと思う。

だから どの俳優さんも

ハマっていた。

よく みつけてきたネーって感じ 笑

SNSのいい面だよネ。

少し前なら 一部のマニアだけで

話題になって終わっていたかもしれないけど

いろいろな人たちに届けるのが

可能なツール。

つまり 誰にでもチャンスがあるということ。

おもしろそう!→アクション

この積み重ねが

何か大きなことに

つながっていくのかもしれない。

たとえ つながらなくても

その過程も楽しく過ごせそう